モズカッチャン
性齢 | 牝4 |
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父 | ハービンジャー |
母 | サイトディーラー |
母の父 | キングカメハメハ |
調教師 | 鮫島一歩 |
粒ぞろいの4歳牝馬たちの中にあって、実力は今や筆頭に躍り出たかと思わせるほど、モズカッチャンの近況には目を見張るものがある。オークスではソウルスターリングに完敗したが、その後に対戦の機会がなく、現時点の力関係がどう変化しているのかは興味の尽きないところ。
それはちょうど、ダービーで雌雄を分けたレイデオロとスワーヴリチャードとの関係にも似ているが、奇しくも、モズカッチャンは前走の京都記念でレイデオロと顔を合わせた。結果は敗れこそしたものの、わずかにハナ差の接戦。このドバイシーマクラシックで超えるべき相手と互角の内容を残せたことは大いに自信となったはずだ。
京都記念ではリズムに乗り切れなかったレイデオロに対し、モズカッチャンは経済コースを立ち回る巧さで対抗。その結果のハナ差には着差以上の距離があるとも考えられる。しかしその一方で、レイデオロは新馬勝ちや夏休み明けの神戸新聞杯を快勝した実績があるものの、モズカッチャンは新馬戦6着、夏休み明けのローズステークスも7着と、間隔が開いたケースでは結果を残しておらず、京都記念は3か月ぶりの実戦という不利な状況でもあった。牡馬クラシックの主役級を相手にゴール寸前まで先頭を守った内容は、むしろ好走といえるだけに、叩き2戦目で迎える今回は期待も大きい。
モズカッチャンの競馬データ