タリスマニック
性齢 | 牡5 |
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父 | Medaglia d'Oro |
母 | Magic Mission |
母の父 | Machiavellian |
調教師 | A.ファーブル(FR) |
昨年の秋以降、芝2400mのG1戦線で台頭したタリスマニックが、ダート2000mのドバイワールドカップに名乗りを挙げた。キャリアを通じてダートでの実戦経験はないが、飛躍のきっかけとなったブリーダーズカップ遠征が、この馬に思わぬ副産物をもたらしたようだ。陣営が認めるところによると、調教で利用したデルマー競馬場のダートコースの感触が良く、ドバイWC参戦のヒントになったとのこと。また、タリスマニック自身がレイチェルアレクサンドラやソングバードといった、アメリカのダート戦線でチャンピオン級の活躍馬を輩出しているメダグリアドーロ産駒であることも魅力としている。
そうした陣営の見立てが吉と出る可能性は十分にありそうだ。暮れの香港ヴァーズ2着からフランスに帰国後は、3か月の休養を挟んでシャンティイのダルシャーン賞で復帰。一般戦ではあるが、フランスにおけるドバイ前哨戦として機能しているオールウェザー1900m戦に、僚馬で凱旋門賞2着のクロスオブスターズとともに出走すると、芝では一枚上の僚馬を余裕の手応えで退けている。跳びが大きく掻き込むようなフットワークは日本の名馬クロフネにも似ており、ダート戦に目途を立てられた感がある。A.ファーブル調教師には、1993年にダート初挑戦のアルカングでBCクラシックを制した実績もあり、再び快挙を成し遂げても不思議はない。
タリスマニックの競馬データ