注目馬NOTABLE HORSE

フランスゴデイナ

性齢 牡3
Will Take Charge
Dreamy Blues
母の父 Curlin
調教師 森秀行

ピンクカメハメハでサウジダービー連覇を成し遂げた森秀行厩舎から、UAEダービーに向けて二の矢が放たれる。フランスゴデイナはデビュー戦こそダート1300mで4着に敗れたが、当時は出遅れ気味のスタートから早めに押し上げ、最終コーナーで先頭に並んだ結果。勝ち馬は次戦のカトレアSでタケルペガサスも破り、ダートでは世代最強の呼び声もかかるレモンポップだった。

それでも、距離を500m延ばした2戦目には五分の発馬からハナを奪いに出ると、マイペースに持ち込んで2着に4馬身差をつける逃げ切り勝ち。初戦で見せたスピードだけでなく、操縦性の高さとスタミナを披露した。そうしたセンスは次戦でも遺憾なく発揮され、今度は真っ先にゲートを出てスムーズに2番手に収まり、直線では決め脚鋭く後続を突き放して5馬身差の圧勝。昇級で相手強化の一戦ながらも着差を広げて連勝を決めた。その後はサウジダービーへ遠征するプランがあったものの、初陣から中2週が続いた疲労のためか熱発で回避。大事を取ってUAEダービーへ直行することになった。

1戦ごとに内容を良化させてきた点や、1800mでの余裕ある勝ちっぷりからも、今回は他馬との比較で100mの延長を味方にできるかもしれないが、熱発の影響に加え、初戦の大外枠から2戦目は逃げ、3戦目も離れた2番手からと揉まれる競馬は未経験。そうした課題を克服できれば上位争いの期待も高まる。