チェアマンズスプリントプライズ

Chairman's Sprint Prize

2018/04/29(日)17時00分発走 ※発走日時は日本時間

シャティン競馬場

ビートザクロック

ビートザクロック
性齢 セ4
Hinchinbrook
Flion Fenena
母の父 Lion Hunter
調教師 J.サイズ(HK)

香港のスプリント王へまい進するミスタースタニングに待ったをかける馬がいるとすれば、同じJ.サイズ厩舎に所属する1歳下の後輩ビートザクロックかもしれない。2017/18シーズンは11月中旬が初戦とやや出遅れたが、4か月ぶりを問題にせず条件戦を快勝し、次戦では2階級上げて元旦のG3に挑戦。ヘレンパラゴンやビューティーオンリーといったG1ホースと比べて7kg余り軽いハンデの恩恵を受けていたものの2着に善戦した。さらに階級を上げた4週後のG1センテナリースプリントカップは全馬同斤量で試金石の一戦だったが、ここでも見事な走りを披露する。

ビートザクロックは発馬で後手を踏み、最終コーナーを最後方の8番手で迎えたが、内から末脚を伸ばして勝ち馬とクビ差の2着に激走。ミスタースタニングとは同着と、一線級相手に一歩も引けを取らない内容を残した。続くG1クイーンズシルバージュビリーカップでは、優勝したビューティージェネレーションにアタマ差の2着と肉薄。そして、前走のG2スプリントカップは最後方から大外を捲るように加速し、ミスタースタニングをクビ差でねじ伏せて重賞初制覇を飾っている。当時はミスタースタニングより2kg少々軽い斤量だったため、まだ胸を借りる立場に変わりはないが、G1を含む4戦連続で重賞連対中の勢いは本物。下克上を果たしても何ら不思議はない。

ビートザクロックの競馬データ