クイーンエリザベス2世カップ

Queen Elizabeth II Cup

2019/04/28(日) 17:40発走

シャティン競馬場

沿革

沿革

クイーンエリザベス2世カップ(G1)
4月28日(日)
香港 シャティン競馬場
芝右2000m 3歳以上
4歳以上牡・セン馬 57kg
4歳以上牝馬 55.25kg
3歳牡・セン馬 51.25kg
3歳牝馬 49.5kg
南半球産3歳牡馬・セン馬 54kg
南半球産3歳牝馬 52kg

賞金総額:3億3744万0000円(2400万香港ドル)
1着賞金:1億9240万5000円(1368万香港ドル)
(2018年7月時点の為替換算による主催者発表)

クイーンエリザベス2世カップは香港がまだ英国統治下にあった1975年に女王エリザベス2世とエジンバラ公フィリップ殿下夫妻の来訪を記念して創設。5月5日にハッピーバレー競馬場のダート1575mが舞台となり、記念すべき第1回はハンデ戦で施行された。ローカルG1に格付けされた1995年には外国馬の出走も可能になり、フジヤマケンザンが日本調教馬として初参戦(14頭立て10着)している。

施行距離は1400~2200mの間でしばしば変更され、現在と同じシャティン競馬場の芝2000mに固定されたのは、香港が英国から中国に返還される1997年だった。その2年後に国際G2の格付けを受けた一方、同舞台で暮れに開催される香港カップは国際G1に昇格。クイーンエリザベス2世Cは2001年に晴れて国際G1へと昇格した。

2002年にはエイシンプレストンがアグネスデジタルとともに遠征し、海外G1競走における日本調教馬初のワンツーフィニッシュを達成。エイシンプレストンは翌年も優勝してレース史上唯一の連覇を成し遂げている。

国際G1に昇格した2001年から2018年までを二分すると、国別勝利数は前9年で香港(3)、エイシンプレストンが連覇した日本と南アフリカ(各2)、ドイツと英国(各1)と国際色豊かだった。しかし、後9年では香港が7勝と遠征馬を圧倒しており、残りの2頭は日本のルーラーシップ(2012年)とネオリアリズム(2017年)。堀宣行調教師はネオリアリズムで香港におけるG1レース5勝目とし、最多勝利記録を保持する外国人調教師となっている。