エミネント
性齢 | 牡5 |
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父 | Frankel |
母 | You'll Be Mine |
母の父 | Kingmambo |
調教師 | M.トッド |
エミネントはデビューした英国でクラシック候補に挙げられていたフランケル産駒の逸材。タイトルには手が届かなったが、英2000ギニーで勝ち馬からおよそ3馬身1/2差の6着、英ダービーでも同じくおよそ1馬身3/4差の4着と上位争いに絡んだ。夏場の仏G2ギヨームドルナーノ賞では仏ダービー馬ブラムトや、のちに豪州でG1を連勝するアヴィリオスらを寄せつけず逃げ切り、続く愛チャンピオンSでも3着と高い能力を見せ続けていた。
ところが、期待された4歳シーズンは初戦で大敗すると心房細動が発覚。その後も調子を取り戻せず、8月にはM.ミード厩舎から離脱した。調教師自身も引退するものだと思っていたというが、ニュージーランド人のオーナーが豪州に移籍させて現役を続行することに。しかも、新たな調教師は馬術の五輪金メダリストであるものの、普段は競走馬の管理をしていないM.トッド師だった。
そして、凄腕馬術家のトッド師が自ら跨るなど、独特の調教を施されたエミネントは鮮やかに復活する。3月23日のランヴェットSで232日ぶりに実戦復帰すると、アヴィリオスにG1初制覇を譲る格好にはなったが、かつての強気な逃げで2着に粘走した。女傑ウィンクスに次ぐ人気を集めた前走のクイーンエリザベスSは8着に終わったが、出遅れて流れに乗れなかった結果。スムーズに先手を打てた時には怖い存在となる。
エミネントの競馬データ