スマートレイアー
性齢 | 牝7 |
---|---|
父 | ディープインパクト |
母 | スノースタイル |
母の父 | ホワイトマズル |
調教師 | 大久保龍志 |
いったい、この馬の天井はどこにあるのか。長らくマイル路線を中心に活躍してきたスマートレイアーが、2000mを超える中・長距離路線へと本格シフトしたのは7歳を迎えた今年から。十分すぎるほどのオープン実績を築き上げた牝馬なら、母親となっていても何ら不思議のない年齢だが、8歳の来年でもなお、重賞の1つや2つ勝ってしまいそうな底知れなさを感じさせる。
転機となったのは1年前の香港ヴァーズだった。2000m以上で勝ち鞍のなかった馬が、未経験の2400m戦で世界を相手にするとあって相当な苦戦も予想された。ところが、レースでは外枠から終始外を通らされ、直線入口で苦しい形勢になりながら、驚異的な粘り腰で5着に善戦。さらに、帰国初戦の京都記念でも2着に好走し、香港ヴァーズで7馬身以上離されたサトノクラウンに1馬身1/4差まで近づく一方、前年のダービー馬マカヒキにはクビ差先着してみせた。
長距離への適性を示したスマートレイアーは、今秋になって京都大賞典を快勝。次戦でジャパンカップを制すことになるシュヴァルグランも封じた。2000mは過去に3戦しか経験していないが、秋華賞と今年の鳴尾記念で計2回の2着があり中身は濃い。サトノクラウンやシュヴァルグランと互角の勝負を演じた近走から、見せ場以上の結果も期待できる。
スマートレイアーの競馬データ関連動画