香港マイル

Hong Kong Mile

2017/12/10(日)16時50分発走 ※発走日時は日本時間

シャティン競馬場

サトノアラジン

サトノアラジン
性齢 牡6
ディープインパクト
マジックストーム
母の父 Storm cat
調教師 池江泰寿

3年前の菊花賞からG1に挑戦すること7回目。春の安田記念でついに念願のタイトルを手にした。東京競馬場の長い直線で持ち味の末脚が全開。内でゴチャつくライバルたちを横目に、大外から思う存分にストライドを伸ばし、ゴールで計ったように差し切ってみせた。それまではG1のたびに不利に泣かされるような状態だったが、うっ憤をまとめて晴らすかのような会心の勝利。3歳の菊花賞以降、国内では常に3番人気以上に支持されてきた実力馬が、7番人気へと評価を落とした大舞台で男の意地を見せた。

G1ホースなって迎えた今秋は毎日王冠で始動すると、わずかにクビ差及ばなかったものの2着と好発進。1600m以上の距離で戦うのは2015年の香港カップ以来だったが、上がり最速タイとなる32秒6の末脚を繰り出し、その先で新たな扉を開いてくれそうな期待も抱かせた。

しかし、そのはずだった天皇賞・秋では豪雨に襲われて走ることさえままならず、前走のマイルチャンピオンシップも荒れた馬場に脚を取られて不本意な内容に終始。いわゆる「パンパンの良馬場」が勝利の前提となるタイプで、この2戦は度外視できる。安田記念と毎日王冠では6歳秋にして伸びしろさえ感じさせただけに、3年連続となる香港遠征で巻き返しても何ら不思議はない。

サトノアラジンの競馬データ

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