ランカスターボンバー
性齢 | 牡3 |
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父 | War Front |
母 | Sun Shower |
母の父 | Indian Ridge |
調教師 | A.オブライエン(IRE) |
今年だけでG1を27勝(11月末時点)し、G1年間最多勝の世界記録を更新したアイルランドのA.オブライエン調教師が、最後のチャンスとばかりに香港へ精鋭を送り込んでくる。香港ヴァーズのハイランドリールは勝利前提と考えられる1頭だが、このランカスターボンバーにも来季への展望込みで大きな期待を寄せていることだろう。ここまではG1未勝利で、オブライエン師の記録更新に直接は貢献していないものの、6月のセントジェームズパレスステークス、9月のウッドバインマイル、そして前走のブリーダーズカップマイルと、世界的に有名なマイルG1で3回の2着がある。
2歳時にもデューハーストステークス、BCジュベナイルターフで2着の実績があり、G1での2着は通算5回。アメリカやカナダへの遠征経験も豊富で、いつ頂点に立っても不思議ではない。また、僚友のローリーポーリーも参戦するが、こちらは7月から10月までの間だけで牝馬限定のマイルG1を3勝している。ただ、今季唯一の牡馬相手となった前走のBCマイルでは11着に大敗した。G1昇格後に香港マイルを制した牝馬は1頭のみで、3歳馬の優勝例もなく、ランカスターボンバーともども越えるべきデータの壁はあるが、記録破りの調教師に導かれ、どちらかが歴史を変える可能性も十分にあるだろう。
ランカスターボンバーの競馬データ