タリスマニック
性齢 | 牡4 |
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父 | Medaglia d'Oro |
母 | Magic Mission |
母の父 | Machiavellian |
調教師 | A.ファーブル(FRA) |
3歳の昨年は仏ダービーでアルマンゾルの4着という実績こそ残したものの、続くパリ大賞典は5着、秋の凱旋門賞で11着と、3回挑んだG1では尻すぼみ。準重賞(Listed)での2勝しか挙げられなかった。しかし、4歳を迎えた今季は3月の初戦からレースを重ねるごとに内容を充実させ、昨年の凱旋門賞以来のG1挑戦となった前走のブリーダーズカップターフでは、ハイランドリールらを破って頂点に立った。
1年余り前にパリ大賞で敗れたヘレンカリズマは、その後に香港へ移籍し、この香港ヴァーズで久々に対決するが、レーティングはヘレンカリズマの108に対してタリスマニックは122と大きく逆転している。
BCターフを勝つまではお世辞にも強豪と呼べる存在ではなかったため、日本の競馬ファンには馴染みが薄いかもしれない。ただし、昨年の凱旋門賞でマカヒキ、今年のフォワ賞でもサトノダイヤモンドに先着しており、G1制覇を成し遂げる前から日本のクラシックホースにも引けを取らない素質の一端を見せていた。A.ファーブル調教師はタリスマニックのBCターフ勝利を受け、欧州よりも弛みなく流れるレースへの適性を見出している。それが香港遠征の動機付けになった面もあり、引き続きハイランドリールをマークしていける相手関係なら上位争い必至だろう。
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