ディアドラ
性齢 | 牝5 |
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父 | ハービンジャー |
母 | ライツェント |
母の父 | スペシャルウィーク |
調教師 | 橋田満 |
昨年のドバイターフから数えて6戦目、ナッソーステークスでついに海外G1初制覇を成し遂げたディアドラ。5歳を迎えた今年2月の中山記念以降はかつての豪脚が鳴りを潜め、上位争いに一歩及ばないレースが続いたことから限界説も聞こえはじめたが、5月の英国到着から3か月目、現地の環境にもすっかり慣れたナッソーSでは終盤に怒とうの追い上げを披露した。英愛1000ギニー馬ハモーサ、仏オークス馬チャンネルら斤量が3.5kgも軽いクラシックホースたちを寄せつけず、先に抜け出した仏G2マルレ賞勝ちの3歳馬メダーイーを並ぶ間もなく差し切ってみせた。
今回は牝馬同士のナッソーSからプリンスオブウェールズステークスと同じく強力な牡馬を交えた戦いに戻るが、アイリッシュチャンピオンステークスは過去10年で2頭の牝馬が優勝している。そのうちの1頭であるスノーフェアリーは、2011年にナッソーSでの2着からアイリッシュチャンピオンSも2着、そして2012年には5歳でレコード勝ちした。しかも、それらと前後して2010年と2011年には日本のエリザベス女王杯を連覇しており、同じ京都競馬場の秋華賞でG1勝ちしているディアドラに通じる面が少なくない。英国での2戦からまずは良馬場が好走の条件になるが、スノーフェアリーの実績を参考にすれば、ディアドラにもつけ入る隙はありそうだ。