マジカル
性齢 | 牝4 |
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父 | Galileo |
母 | Halfway To Heaven |
母の父 | Pivotal |
調教師 | A.オブライエン |
天敵のエネイブルが不在のアイリッシュチャンピオンステークスは、自身の履歴書にビッグタイトルを追加するチャンスだ。前走は英インターナショナルステークスから急きょ予定を変更し、少頭数のヨークシャーオークスに追加登録。4頭立ての一戦でエネイブルと事実上の一騎打ちに臨んだ。しかし、最内枠から好スタートを決めたエネイブルがハナを切ったのに対し、大外枠のマジカルはエネイブルの僚馬ラーティダーにも先行されて3番手からの追走。そのままラーティダーの後ろで動くに動けない形になると、エネイブルにマイペースの逃走を許し、2馬身3/4差の2着に終わった。
これで6月以降の近3走は3連敗となったが、相手はクリスタルオーシャンとエネイブルの現役最強クラス。敗れたとはいえ自身は2着を守り、その実力が最強の一角にあることをアピールし続けている。そして、今回は地元のアイルランドで戦えることもプラスになりそうだ。旅慣れたタイプとはいえ、今年は5月のタタソールズゴールドカップを含め地元で3戦3勝。昨年もマイルG1のメイトロンステークスで4着に敗れたものの、当時はまだ路線が定まっていない時期で、その1戦を除けばアイルランドで連対をはずしていない。エネイブルには4戦全敗だが、A.オブライエン調教師は次戦の予定を凱旋門賞と公言しており、最後になるであろう直接対決で一矢報いるためにもここは勝利で弾みをつけたい。