マッドムーン
性齢 | 牡3 |
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父 | Dawn Approach |
母 | Aaraas |
母の父 | Haafhd |
調教師 | K.プレンダガスト |
英インターナショナルステークスでクリスタルオーシャンを撃破し、現役最強の一角崩しに成功した3歳馬ジャパン。そのジャパンができたのなら、マッドムーンもやれないことはないはずだ。ここまでの戦績は堅実そのもので、昨年8月にレパーズタウン競馬場でデビュー勝ちを飾ると、次戦では今回と同じチャンピオンズウィークエンドのG2でブルーム(凱旋門賞で武豊騎手が騎乗予定)を下し、2戦目にして重賞ウィナーとなった。今季は約7か月の休養明けをひと叩きして英2000ギニーに臨み、4着に終わったものの3番人気の高い評価を受けていた。
続く英ダービーでは一気の距離延長もあり6番人気タイと評価を落としたが、後方から1番人気サードラゴネットに接近して叩き合いに持ち込み、残り1ハロンでは先頭のシーン。最後は仕掛けをひと呼吸待ったアンソニーヴァンダイクに差し切られたものの、人気馬を負かしにいった上で道中並走のジャパンにも先着し、2着を死守した内容は濃い。次戦の愛ダービーは大逃げが決まる展開に封じられたが、前走はマイルG3で仕切り直すと圧倒的人気に応えて完勝している。レパーズタウン競馬場では重賞2勝を含む4戦3勝、2着1回という抜群の相性。父ドーンアプローチという血統を考えるとダービーより短い距離が合っている可能性も高く、そうなればジャパンを抑えた底力を軽視できない。