ヘッドマン
性齢 | 牡3 |
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父 | Kingman |
母 | Deliberate |
母の父 | King's Best |
調教師 | R.チャールトン |
2014年のカルティエ賞年度代表馬に輝いたキングマンの初年度産駒で、父母ともどもジャドモントファームの自家生産という大きな期待を背負うヘッドマン。2歳の昨年11月にオールウェザーのマイル戦をデビュー勝ち後は、明け3歳初戦の4月まで2連敗したものの、芝2戦目となった5月のハンデ戦ではトップハンデを背負いながら2勝目を挙げ、これを境にメキメキと頭角を現すことになった。
6月にはフランスへ遠征し、G2ウジェーヌアダム賞で重賞に初挑戦。立ち遅れ気味の発馬から口向き悪く頭を振るなど前半に幼さを見せながら、直線では鋭い瞬発力であっさりと3馬身突き抜けた。続くG2ギヨームドルナノ賞もゲートで煽ると、最後方を力みながらの追走。ペースが上がらないまま直線勝負の苦しい展開となったが、ここでも鋭い末脚で大外からごぼう抜きを演じ、着差(アタマ)以上の勝負強さで重賞連勝を決めた。
ゲートや折り合いに課題を残すうえ、他馬よりひと回り大きく見せる巨漢から、まだまだ発展途上を思わせるものの、仕掛けられてから一気にギヤが上がる瞬発力には目を見張るものがある。今回はG1初挑戦でもあり試金石の一戦だが、R.チャールトン調教師はフランスでの2戦よりコースやレーススタイルが適していると見ており、さらに上積みが期待できるのなら不気味な存在となってきそうだ。