アイルランドのレパーズタウン競馬場（芝10ハロン）で行われるレース、アイリッシュチャンピオンステークス。
過去10年のデータより、アイリッシュチャンピオンステークスの出走馬レーティング、ゲート番別、単勝オッズ別、前走レース別のレース傾向を分析する。

表2：ゲート番別成績表

ゲート番	1着	2着	3着	4着 以下	勝率	連対率	3着内率
1	1	0	2	5	12.5%	12.5%	37.5%
2	1	2	2	5	10%	30%	50%
3	1	2	1	6	10%	30%	40%
4	1	4	0	5	10%	50%	50%
5	1	1	2	5	11.1%	22.2%	44.4%
6	1	0	2	5	12.5%	12.5%	37.5%
7	0	0	1	7	0%	0%	12.5%
8	2	0	0	5	28.6%	28.6%	28.6%
9	0	1	0	1	0%	50%	50%
10	2	0	0	0	100%	100%	100%
11	0	0	0	1	0%	0%	0%
12	0	0	0	1	0%	0%	0%
13	0	0	0	1	0%	0%	0%

最も勝利回数が多いのは8番ゲートと10番ゲートの2回。連対率、3着内率にまで広げると4番ゲート、9番ゲートも好成績を収めている。昨年の覇者エコノミクスは8番ゲートだった。

表3：年齢別成績表

年齢	1着	2着	3着	4着 以下	勝率	連対率	3着内率
3歳	7	3	7	19	19.4%	27.8%	47.2%
4歳	1	5	2	19	3.7%	22.2%	29.6%
5歳	2	2	1	6	18.2%	36.4%	45.5%
6歳	0	0	0	2	0%	0%	0%
7歳以上	0	0	0	1	0%	0%	0%

3歳が最も多く7勝。次いで5歳の2勝と続き、連対率、3着内率でも好成績を収めている。日本から参戦予定の4歳馬シンエンペラーは果たしてどうか。

表4：性別成績表

性別	1着	2着	3着	4着 以下	勝率	連対率	3着内率
牡馬・セン馬	8	6	8	42	12.5%	21.9%	34.4%
牝馬	2	4	2	5	15.4%	46.2%	61.5%

過去10年は牡馬・セン馬が8勝を挙げている。牝馬は過去2回制覇しており、連対率・3着内率では牡馬を上回っている。

表5：単勝オッズ別成績表

	勝率	連対率	3着内率
10倍未満	22.5%	40%	57.5%
10倍~29.9倍	5.6%	22.2%	27.8%
30~49.9倍	0%	0%	10%
50~99.9倍	0%	0%	16.7%
100倍以上	0%	0%	0%

単勝10倍未満の馬が最も勝率が高く22.5%。連対率・3着内率で見ても好成績を収めている。2019年は2.1倍という圧倒的1番人気に応え、マジカルが勝利を収めている。2017年には26.0倍のデコレーテッドナイトが制覇するなど、人気薄の馬も軽視はできない。
※2019年と2024年はJRAオッズ、それ以外は現地オッズ。

表6：前走レース別成績表

	アイリッシュチャンピオンステークスにおける成績
前走レース	1着	2着	3着
英インターナショナルステークス（英・G1）	4	2	1
ギヨームドルナノ賞（仏・G2）	2	0	1
キングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークス（英・G1）	1	2	1
ロイヤルホイップステークス（愛・G3）	1	1	2
ヨークシャーオークス（英・G1）	1	1	0
エクリプスステークス（英・G1）	1	0	1
グロリアスステークス（英・G3）	0	1	0
パリ大賞（仏・G1）	0	1	0
アーリントンミリオン（米・G1）	0	1	0
バリーローンステークス（愛・G3）	0	1	0
プリンスオブウェールズステークス（英・G1）	0	0	1
ナッソーステークス（英・G1）	0	0	1
東京優駿（日・G1）	0	0	1
ジャックルマロワ賞（仏・G1）	0	0	1

過去10年、1～3着馬の前走レース別成績。英インターナショナルステークスをステップにした馬が最も多く4回優勝している。他はギヨームドルナノ賞やキングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスなどヨーロッパの主要レースからの参戦が目立っている。

表7：調教国別成績表

調教国	1着	2着	3着	4着 以下	勝率	連対率	3着内率
アイルランド	5	7	6	30	10.4%	25.0%	37.5%
イギリス	4	2	2	11	21.1%	31.6%	42.1%
フランス	1	1	1	5	12.5%	25.0%	37.5%
日本	0	0	1	1	0%	0%	50%

最も勝利を挙げているのが地元アイルランドで5勝。次いでイギリスが4勝となっている。今年はアイルランドからドラクロワとザーランが参戦予定だ。