ケンタッキーダービー

Kentucky Derby

2019/5/5(日) 7:50発走 ※出走日時は日本時間

チャーチルダウンズ競馬場

マスターフェンサー

マスターフェンサー
性齢 牡3
ジャスタウェイ
セクシーザムライ
母の父 Deputy Minister
調教師 角田晃一

「Japan Road to the Kentucky Derby」が設けられてから3年、マスターフェンサーが新制度を利用して初のチャレンジを敢行することになった。日本調教馬としては史上3頭目のケンタッキーダービー参戦となるが、出走できる保証がなく何もかも手探りだったスキーキャプテン(1995年)や、ドバイからの転戦だったラニ(2016年)と異なり、出走権利を確保した上で日本から現地入りできる立場は有利。制度の影響がどれほどのものかを量る上で、日本はもちろん米国でも挑戦の行方が興味の対象となっている。

参戦に至る経緯としては、日本向けのシリーズに認められているポイント上位4頭に入り、上位3頭が辞退したことによる運に恵まれた。デビュー当初は芝のレースに使われ、ダートへ路線転換したのは昨年の12月23日。シリーズ対象レースのカトレア賞と全日本2歳優駿は終了済みで、残り2レースだけで権利を獲得できたのは実力があればこそだろう。母セクシーザムライが米国生まれで、トップディーヴォとエポックの半兄2頭がダートのオープンクラスで活躍していることからも、芝よりも高い適性を備えているようだ。

ただ、ダート初戦の未勝利勝ちからクラスが上がるにつれて道中の位置は後方へ下がり、スピードの対応に課題を感じさせている。その一方で確実に上位争いに加わる息の長い末脚を発揮するようになった。似たタイプのラニがアメリカ3冠レースで健闘しているので、マスターフェンサーの結果も期待したい。

マスターフェンサーの競馬データ