タシトゥス
性齢 | 牡3 |
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父 | Tapit |
母 | Close Hatches |
母の父 | First Defence |
調教師 | W.モット |
ケンタッキーダービーの出走権利を争うシリーズで150点を獲得し、堂々のポイントリーダーとして桧舞台に駒を進めるタシトゥス。2歳10月のデビュー戦こそ4着に敗れたものの、2戦目で初勝利を挙げると4か月の充電期間を挟み、3月から重賞連勝で権利を獲得した臨戦過程は、無理がなく理想的に映る。
重賞初制覇となった3月のG2タンパベイダービーは、前方の馬たちの間をすり抜けるセンスと気の強さを披露して快勝。現役時代に日本で活躍したハットトリック産駒で、今回のKダービーにも出走予定の圧倒的1番人気ウィンウィンウィンを並ぶ間もなく差し切っている。また、前走のG2ウッドメモリアルステークスでは発馬直後と第1コーナーで2度接触。バランスを崩しながらもひるまず4番手で流れに乗ると、3番手から先に動いたウィザーズステークスの勝ち馬タックスに対し、威圧するように馬体を寄せてねじ伏せた。
父はチャンピオン種牡馬タピット、母は2014年のエクリプス賞最優秀古牝馬クローズハッチズという極めつけの良血で、オーナーもフランケルやエネイブル、アロゲートらで近年の競馬界を席巻してきたジュドモントファームという、勝つべくして生まれてきたようなバックボーンの持ち主。最大20頭の多頭数で争われる本番に向け、馬群や接触をものともしないハートの強さは大きな武器になり、激戦になるほど勝機を拡大させそうな存在だ。
タシトゥスの競馬データ