ディアドラ
性齢 | 牝5 |
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父 | ハービンジャー |
母 | ライツェント |
母の父 | スペシャルウィーク |
調教師 | 橋田満 |
昨年の暮れから香港、日本、ドバイ、香港、そして英国と、キャリアウーマンさながらに世界を飛び回るディアドラ。勝利こそ手が届いていないものの、いつ、どこで、誰が相手だろうと見せ場を作ってきた頑張りは見事というほかない。前走のクイーンエリザベス2世カップではウインブライトに4馬身1/4差をつけられたが、レース後に武豊騎手が挙げたように、この馬には決着時計が早すぎた。自身の1分59秒49は、同舞台の香港カップで2着時に記録した2分1秒88を大きく上回っただけでなく、2000mの持ち時計も更新。厳しいスケジュールの中で力を出し切っている。
今回のアスコット競馬場1990mはスタートから坂を下り、その後に上り続ける難コース。最低地点からゴールまで約22mも勾配を上るため、スピードよりスタミナを問われることになるが、加速に時間を要している感のある近走内容からも、あるいは平坦なアジア圏のコースよりも適性を秘めているかもしれない。父ハービンジャーはロイヤルアスコット開催のG2ハードウィックステークスを3馬身半差で快勝。続くキングジョージではレース史上最大の11馬身差で圧勝すると同時に、トラックレコードを叩き出したアスコットの申し子。父にゆかりの地で、大きく前進する可能性もあるだろう。
ディアドラの競馬データ