マジカル
性齢 | 牝4 |
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父 | Galileo |
母 | Halfway To Heaven |
母の父 | Pivotal |
調教師 | A.オブライエン |
4歳を迎えて本格化ムードを漂わせているマジカルが、今年のプリンスオブウェールズステークスで最大の惑星だ。昨年は前売り上位人気に推されていた英オークスを、出馬登録しながら関節の違和感で直前に回避。その後は7月のG2で仕切り直しの勝利を飾る一方、9月のメイトロンステークスで4着、続く凱旋門賞ではエネイブルから5馬身近く遅れて10着に終わるなどG1で結果を出せずにいた。
ところが、凱旋門賞から中1週でアスコットの英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークスに臨むと、コロネットやラーティダーら牡馬を相手に善戦してきた強豪を抑えてG1初制覇。さらに中1週の過酷な日程でブリーダーズカップターフにも遠征し、1か月前に一蹴されたばかりのエネイブルと一騎打ちを演じた末に3/4馬身差で惜敗。3着馬を9馬身も離すパフォーマンスで実力をアピールした。
飛躍の足掛かりをつかんで休養入りすると、今季は4月のG3から復帰。2戦目のG2まで同厩の愛セントレジャー馬フラッグオブオナーや愛ダービー馬ラトローブら牡馬を寄せつけずに連勝。3戦目の前走でもフラッグオブオナーを7馬身ちぎり捨てて2度目のG1制覇を飾っている。相手関係が強化する今回は試金石の面もあるが、ここも突破するようならいよいよ本物だ。
マジカルの競馬データ