クイーンエリザベスステークス 2025/4/12(土) 14:55発走 ランドウィック競馬場

レース傾向(STATS)

オーストラリアにおける秋の中距離ナンバーワン決定戦、クイーンエリザベスステークス。
過去10年のデータより、クイーンエリザベスステークスの出走馬レーティング、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • ヴィアシスティーナ

    131

  • ローシャムパーク

    122

  • チェオルウルフ

    118

  • ドバイオナー

    118

  • バッカルー

    117

  • ファンガール

    117

  • フルカウントフェリシア

    117

  • ライトインファントリーマン

    117

  • ヴォバン

    116

  • ディナイナレッジ

    116

  • トムキトゥン

    116

  • リンダーマン

    115

  • フォークナーパーク

    114

  • ジオグリフ

    113

  • ミドルアース

    113

※注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして4ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが4月10日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのはオーストラリアのヴィアシスティーナで127、牝馬のアローワンス4ポンドを加算すれば131となっている。日本から参戦するローシャムパークが122、チェオルウルフとドバイオナーが118で続いている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 1 2 1 6 10% 30% 40%
2 0 1 0 9 0% 10% 10%
3 3 2 1 4 30% 50% 60%
4 2 2 2 4 20% 40% 60%
5 0 2 0 8 0% 20% 20%
6 0 1 1 8 0% 10% 20%
7 1 0 1 8 10% 10% 20%
8 0 0 1 8 0% 0% 11.1%
9 1 0 2 6 11.1% 11.1% 33.3%
10 2 0 1 2 40% 40% 60%
11 0 0 0 4 0% 0% 0%
12 0 0 0 3 0% 0% 0%
13 0 0 0 1 0% 0% 0%
14 0 0 0 1 0% 0% 0%

勝馬を最も輩出しているのは3番ゲートの3回。次いで4番ゲート、10番ゲートの2回。連対率・3着内率で見ても内枠の馬が好走する傾向にありそうだ。2020年、2021年に連覇したアデイブはそれぞれ1番ゲート、3番ゲートからのスタートだった。

2020年、2021年に連覇したアデイブ(Photo by Getty Images)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 0 0 0 3 0% 0% 0%
4歳 1 1 2 20 4.2% 8.3% 16.7%
5歳 3 2 3 24 9.4% 15.6% 25%
6歳 4 3 2 10 21.1% 36.8% 47.4%
7歳以上 2 4 3 15 8.3% 25% 37.5%

6歳が4勝、次いで5歳が3勝しており、7歳以上は2勝となっている。連対率、3着内率で見ても6歳、7歳が中心となりそうだ。日本から参戦予定の6歳馬ローシャムパークにとっては心強いデータとなった。

日本から参戦予定のローシャムパーク(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 5 7 9 59 6.3% 15% 26.3%
牝馬 5 3 1 13 22.7% 36.4% 40.9%

牡馬・セン馬と牝馬、5回ずつ勝利しているが、勝率・連対率・3着内率で見ると牝馬のほうが数字が良い。昨年優勝したプライドオブジェニも牝馬だった。

昨年の覇者プライドオブジェニ(Photo by Getty Images)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 26.5% 41.2% 52.9%
10倍~29.9倍 0% 13.3% 23.3%
30~49.9倍 11.1% 11.1% 22.2%
50~99.9倍 0% 7.7% 15.4%
100倍以上 0% 0% 6.3%

単勝オッズ別成績。単勝10倍未満が最も勝率が高く、連対率・3着内率で見ても抜きん出ている。単勝オッズ30倍以上の馬も馬券に絡んでおり、2022年の覇者シンクイットオーバーは41.0倍での勝利だった。人気薄の馬にも警戒が必要だ。
※2023年、2020年はJRAオッズ、それ以外は現地オッズ。

2022年は単勝41.0倍のシンクイットオーバーが制した(Photo by Getty Images)

表6:前走レース別成績表

クイーンエリザベスステークスにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
ジョージライダーステークス(豪・G1) 4 0 1
ランヴェットステークス(豪・G1) 3 5 0
タンクレッドステークス(豪・G1) 1 2 0
オーストラリアンカップ(豪・G1) 1 1 1
クールモアクラシック(豪・G1) 1 0 0
ドンカスターマイル(豪・G1) 0 1 6
オールスターマイル(豪・一般戦)※ 0 1 0
マイルチャンピオンシップ(日・G1) 0 0 1
ネヴィルセルウッドステークス(豪・G3) 0 0 1

※オールスターマイル(豪・一般戦)は2025年からG1。


ジョージライダーステークスが4回と最も多い。次いで、ランヴェットステークスの3回。地元オーストラリアのレースをステップに参戦する馬が多いようだ。なお過去10年のすべての勝ち馬は前走G1レースを使われていた。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
オーストラリア 7 8 9 60 8.3% 17.9% 28.6%
イギリス 3 1 0 2 50.0% 66.7% 66.7%
日本 0 1 1 3 0% 20.0% 40.0%
アイルランド 0 0 0 4 0% 0% 0%
ニュージーランド 0 0 0 3 0% 0% 0%

地元オーストラリアが最も勝利を挙げていて7勝。次いでイギリスが3勝となっている。日本馬の優勝はまだないが、過去に2着1回、3着1回(2020年ダノンプレミアム3着、2019年クルーガー2着)を記録している。今年のローシャムパークが初の日本馬による制覇となるか?

人気が予想される地元馬のヴィアシスティーナ(Photo by Getty Images)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

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