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【香港ヴァーズ 過去10年の傾向】フランス調教馬と日本調教馬に注目!

2018年12月05日 14:00

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 昨年はハイランドリールが2015年以来となる2勝目を飾った香港ヴァーズ。過去10年のデータから傾向を探っていく。

 まず表1は人気別成績。1番人気馬は昨年のハイランドリールら3勝をあげており、連対率70%、複勝率80%と高い。4番人気馬は一昨年のサトノクラウンら最多タイの3勝をあげており、複勝率も1番人気馬に次ぐ54.5%と健闘している。他では2番人気馬が2勝、3、5番人気馬が1勝ずつ。勝ち馬はすべて上位5番人気以内の馬だった。

 対して、2着馬、3着馬は下位人気まで幅広く分布しており、ヒモ荒れのケースに注意。ただし、近5年の3着以内馬はすべて6番人気以内と上位人気の馬で決着している。

 表2は前走レース別3着以内数。ブリーダーズカップターフ組は昨年のハイランドリールら2勝をあげている。昨年2着のタリスマニックもこの組で、出走7頭中6頭が連対と好相性。ジャパンC組は12年にレッドカドーが勝利。この組の3着以内馬4頭はいずれも前走5着以下から巻き返していた。

 その他も香港、カナダ、オーストラリア、フランスの主要レースが並んでいる。なお、前走凱旋門賞組は勝ち星がなく、2、3着止まりとなっている。

 表3は前走距離別3着以内数。前走2400m組が昨年のハイランドリールら5勝をあげ、3着以内数18回と過半数を占めている。毎年1頭は3着以内に入っており、中心だ。

 前走2000m組は一昨年のサトノクラウン(前走が秋の天皇賞)ら3勝。前走2400m組と前走2000m組で全3着以内馬の大半を占めている。その他、前走3000m以上は11年ドゥーナデン(前走メルボルンC)が勝利。また、前走2500m組も09年ダリヤカーナが勝利をおさめている。

 最後に表4は調教国別3着以内数。フランス調教馬が14年フリントシャーら最多の4勝。昨年も2着にタリスマニックが入り、毎年1頭は3着以内に好走している。

 2勝で続くのがイギリス調教馬とアイルランド調教馬。イギリス調教馬は12年レッドカドーらが勝利し、2着4回で連対数ではフランス調教馬と並んでいる。アイルランド調教馬の好走はすべて15年と昨年に勝利したハイランドリールによるものだった。

 その他では香港馬と日本馬がそれぞれ1勝ずつ。地元香港馬は13年ドミナントが5番人気で勝利している。

 日本馬は一昨年サトノクラウンが勝利し、昨年はトーセンバジルが3着と近2年続けて好走している。サトノクラウンは3歳時に日本ダービーで僅差3着があり、トーセンバジルも前走の京都大賞典で2着に入っていた。他に好走したのは08年3着、12年2着のジャガーメイル。同馬は10年天皇賞(春)優勝のほかに、11年ジャパンC3着。これら好走した日本馬は芝2400mでの実績があった

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