コラム

Column

【世界の調教師紹介 Vol.17】マイク・デコック

2019年03月13日 15:00

  • 友だち追加数

南アフリカを代表する調教師のひとり。ドバイにも常設の厩舎を構えており、ドバイの競馬にも毎年多くの管理馬を出走させている。

1964年2月14日に南アフリカで生まれたマイク・デコック調教師は実家の近くに競馬場があったことから、最初はファンとして競馬に興味を持つようになった。やがて南アフリカ軍の騎馬隊で馬の管理に携わった後、南アフリカのチャンピオントレーナーに輝いたことのあるオーモンド・フェラリス調教師(香港年度代表馬ヴェンジャンスオブレインを管理したデイヴィッドの父)の下で厩務員となった。

自身の厩舎を開いたのは1988年のこと。当時師事していたR.ハワードギンズバーグ調教師の急逝を受けてのもので、まだ23歳という若さでの開業だったが、その翌年にはイヴニングミストでG1アドミニストレーターズチャンピオンステークスを制して早くもG1初制覇を果たした。

その後は数々のビッグレースを制覇。99年にはホースチェスナットでG1ケープアーガスギニー、G1サウスアフリカンクラシック、G1サウスアフリカンダービーを制して史上初となる南アフリカ三冠を達成。また、南アフリカを代表するレースであるG1ダーバンジュライはイピトンビ、グレイズイン、ボールドシルヴァノ、イググで4勝。G1のJ&Bメット(現サンメット)もホースチェスナット、バッジャーズコースト、イググで3勝。南アフリカのチャンピオントレーナーには計8回も輝いている。

ドバイでも活躍が目立ち、G1ドバイデューティーフリー(現ドバイターフ)を03年イピトンビ、04年ライトアプローチで連覇したほか、08年のG1ドバイシーマクラシックをフジキセキ産駒のサンクラシークで優勝。07年にはエイジアティックボーイで同国史上初となるUAE三冠を達成している。

近年のG1勝ち
2019年:
ケープダービー(南アフリカ):アトヤーブ

2018年:
ケープギニー(南アフリカ):ソクラット
プレミアズチャンピオンS(南アフリカ):ソクラット
エンプレスクラブS(南アフリカ):ナザーラシア
サウスアフリカンフィリーズクラシック(南アフリカ):テイキングザピース

2017年:
コンピュータフォームスプリント(南アフリカ):ラフィーフ
サウスアフリカンナーサリー(南アフリカ):ムスターキーム
エンプレスクラブS(南アフリカ):ナザーラシア
サウスアフリカンクラシック(南アフリカ):ヘブンリーブルー
サウスアフリカンフィリーズクラシック(南アフリカ):オーキッドアイランド

文:秋山 響(TPC)

ページトップへ