メイダン競馬場は2010年1月に開場。当時は芝とオールウェザー(AW)コースを併設していたが、2014/15シーズンからはAWをダートコースに改修して再スタートを切った。ワールドカップ(WC)デーに象徴されるように、5競馬場あるUAEの中で最大の開催規模を誇り、同国における競馬の中心地となっている。
最大の呼び物は何と言っても3月下旬のWCデーであり、WCをメーンにドバイシーマクラシック、ドバイターフ(2014年までドバイデューティフリー)、ドバイゴールデンシャヒーン、アルクォーツスプリントのG1計5鞍、ドバイゴールドカップ、ゴドルフィンマイル、UAEダービーの各G2、ドバイカハイラクラシック(純血アラブ種限定G1)をアンダーカードとする合計9レースを1日で施行する。
メイダンのレースプログラムもWC開催日に向けて組まれている。メイダン競馬場の開催は例年11月に幕を開けるが、華やぐのは年明け1月からで、WCまでの3か月を“Dubai World Cup Carnival”と銘打ち、WCやアンダーカードのプレップレースを組織化して盛り上げる。また、WC3週前の土曜日を“Super Saturday”と称し、前哨戦を集中開催している。