新型コロナウイルスの競馬界への影響

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  • ゼニヤッタ

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プロフィール

「今世紀に入ってからの世界最強牝馬と言えば?」との質問に対しては、様々な答えが返ってくるだろうが、アメリカの競馬関係者・ファンのほとんどがゼニヤッタの名前を挙げるだろう。それだけ彼女の現役時代の活躍はインパクトがあった。

2007年秋のデビューから危なげなく3連勝を飾ったゼニヤッタは、4戦目にして初のG1レースに挑戦する。ただ、この4戦目となるアップルブロッサムHは、前年度の最優秀古馬牝馬のジンジャーパンチが参戦。加えて初のダート(これ以前の3戦はAW)ということもあって、苦戦は必至と思われた。ところが蓋を開けてみるとビックリ。後方待機から直線一気の競馬で2着以下に4馬身半の差を付けての圧勝劇を演じ、全米の競馬関係者を震撼させた。

ここからゼニヤッタの伝説はさらに加速する。デビューから土つかずの8連勝で、全米の女王決定戦とも言えるBCレディーズクラシックへ駒を進めると、レースでは出遅れて後方からの競馬を余儀なくされたが、このポジションはもはやゼニヤッタにとっての必勝パターン。早めに動いてポジションを上げていき、最後は2着のココアビーチに1馬身半差を付けて優勝。史上2頭目となる無敗でのBCレディーズクラシック制覇を達成した。

ゼニヤッタの勢いは翌年も留まることなく、BCレディーズクラシック連覇を狙えたものの、敢えて上のステージへ。世界最高峰のレースであるBCクラシックへ出走する。ここでも自分のスタイルである後方からの競馬を貫いたゼニヤッタは、直線では馬場の内から外へ進路を取ってスパートすると、瞬く間に先行勢を交わして先頭でゴール。ついに全米チャンピオンの座にまで登りつめた。

レース後に一度はゼニヤッタ陣営から引退が発表されたが、翌年には引退を撤回して現役を続行。現役続行の理由の一つとしてレイチェルアレクサンドラとの対戦も挙げられる。レイチェルアレクサンドラはケンタッキーオークス、マザーグースSを大差で圧勝。米3冠のプリークネスSを牝馬ながら制し、全米ではこの馬との真の女王決定戦が期待された。しかし、両陣営のローテーションやコース(ダートが良いかAWが良いかなど)などの理由が重なり、結局、直接対決は実現せず。先にレイチェルアレクサンドラが引退する運びとなった。

その後も連勝を続けたゼニヤッタだったが、20連勝がかかったBCクラシックでついに2着に敗れ、現役引退となった。それでも彼女が残した20戦19勝、デビューから19連勝という足跡は圧倒的で、今後も全米歴代最強牝馬として語り継がれるだろう。

ちなみに、ゼニヤッタという名前の由来は、馬主である音楽プロデューサーのジェリー・モス自身が立ち上げたレーベルのロックバンド「ポリス」の楽曲である「ゼニヤッタ・モンダ」から名付けたと言われている。

基本情報

生年 2004
性別
毛色 黒鹿毛
Street Cry
Vertigineux
母父 Kris S.
調教師 J.シレフス
生産者 Maverick Production, Limited
馬主 Mr. and Mrs. Jerome S. Moss
通算成績 20戦19勝[19-1-0-0]

競走成績

開催日 場所 レース名 動画 着順 騎手 トラック 距離 馬場状態
2010/11/06 チャーチルダウンズ ブリーダーズカップクラシック(G1) 2 M.スミス ダート 2000
2010/10/02 ハリウッドパーク レディースシークレットステークス(G1) 1 M.スミス AW 1700
2010/08/07 デルマー クレメントL.ハーシュステークス(G1) 1 M.スミス AW 1700
2010/06/13 ハリウッドパーク ヴァニティハンデキャップ(G1) 1 M.スミス AW 1800
2010/04/09 オークローンパーク アップルブロッサム招待ステークス(G1) 1 M.スミス ダート 1800
2010/03/13 サンタアニタパーク サンタマルガリータ招待ハンデキャップ(G1) 1 M.スミス AW 1800
2009/11/07 オークツリー ブリーダーズカップクラシック(G1) 1 M.スミス AW 2000
2009/10/10 オークツリー レディースシークレットステークス(G1) 1 M.スミス AW 1700
2009/08/09 デルマー クレメントL.ハーシュステークス(G1) 1 M.スミス AW 1700
2009/06/27 ハリウッドパーク ヴァニティハンデキャップ(G1) 1 M.スミス AW 1800
2009/05/23 ハリウッドパーク ミレディハンデキャップ(G2) 1 M.スミス AW 1700
2008/10/24 オークツリー ブリーダーズカップレディーズクラシック(G1) 1 M.スミス AW 1800
2008/09/27 オークツリー レディースシークレットステークス(G1) 1 M.スミス AW 1700
2008/08/02 デルマー クレメントL.ハーシュハンデキャップ(G2) 1 M.スミス AW 1700
2008/07/05 ハリウッドパーク ヴァニティハンデキャップ(G1) 1 M.スミス AW 1800
2008/05/31 ハリウッドパーク ミレディハンデキャップ(G2) 1 M.スミス AW 1700
2008/04/05 オークローンパーク アップルブロッサムハンデキャップ(G1) 1 M.スミス ダート 1700
2008/01/13 サンタアニタパーク エルエンシノステークス(G2) 1 D.フローレス AW 1700
2007/12/15 ハリウッドパーク 条件戦 1 D.フローレス AW 1700
2007/11/22 ハリウッドパーク 未勝利戦 1 D.フローレス AW 1300

距離別

距離 1着 2着 3着 4着以下 出走回数 勝率 連対 3着内率
~1400m 1 0 0 0 1 100% 100% 100%
1401m~1800m 17 0 0 0 17 100% 100% 100%
1801m~2100m 1 1 0 0 2 50% 100% 100%
2101m~ 0 0 0 0 0 0% 0% 0%

馬場状態別

馬場状態 1着 2着 3着 4着以下 出走回数 勝率 連対 3着内率
良馬場 19 1 0 0 20 95% 100% 100%
稍重馬場 0 0 0 0 0 0% 0% 0%
重馬場 0 0 0 0 0 0% 0% 0%
不良馬場 0 0 0 0 0 0% 0% 0%