新型コロナウイルスの競馬界への影響

競馬データ

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  • ノヴェリスト

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プロフィール

ドイツは競馬強国がひしめく欧州にあってトップクラスとは言えないまでも、ランド(1995年ジャパンC)やデインドリーム(2011年凱旋門賞レコード勝ち)などの世界的名馬を輩出し続けている。デインドリームからバトンを受け継ぐようにして欧州を席巻し、ドイツ調教馬の黄金期を担ったノヴェリストも、そうした活躍馬たちの1頭だ。

2歳8月のデビュー戦を8馬身差で圧勝したノヴェリストは、3歳を迎えて本格的にキャリアを始動し、4月の初戦から重賞2戦を含む3連勝を飾る。いずれも5馬身差以上のワンサイドと右肩上がりに評価を高め、4戦目の独ダービーでは圧倒的な人気を集めた。

ところが、最大の一戦で伏兵の強襲に足元をすくわれてまさかの2着。デビューからの連勝が止まると、ひと夏越した3か月後のバーデン大賞でも古馬のデインドリーム、ダービーをさらわれたパストリアスらに敗れてしまう。春先までの勢いを失ったノヴェリストは、3歳最終戦として競馬産業の斜陽化が急激に進んでいたイタリアへ矛先を向け、ジョッキークラブ大賞でようやくG1初制覇を飾った。

クラシック前哨戦まで主役級だった馬が尻すぼみとなり、忘れ去られることもめずらしくないのが競馬の世界。しかし、ノヴェリストが本領を発揮するのはここからだった。

4歳5月に約7か月の休養から復帰すると、直線の追いくらべを差し返す勝負根性でG2勝ち。すると、次戦にサンクルー大賞を選択してフランスへ遠征し、早め先頭から押し切って2度目のG1制覇を果たす。弾みがついたノヴェリストは欧州上半期の頂上決戦、キングジョージに挑戦し、ここで競走生活のハイライトを迎えることになる。

この年のキングジョージは堅めの良馬場となったうえ、先頭が競り合いハイペースに。4番手で流れに乗ったノヴェリストは直線残り2ハロンで抜け出すと、後続を一方的に突き放して5馬身の圧勝を飾る。走破時計の2分24秒60は従来の記録を2秒余り更新する破格のレコードで、ドイツ調教馬の勝利はデインドリームに続き2年連続となった。

大勝利を手土産に帰国したノヴェリストは、前年に苦杯を舐めたバーデン大賞も制してG1レース3連勝。さらに凱旋門賞で欧州制圧を狙ったが、現地入り後に熱発して回避を余儀なくされ、そのまま現役を退いて日本で種牡馬入りした。

基本情報

生年 2009
性別
毛色 鹿毛
Monsun
Night Lagoon
母父 Lagunas
調教師 A.ヴェーラー
生産者 Christoph Berglar
馬主 Dr Christoph Berglar
通算成績 11戦9勝[9-1-0-1]

競走成績

開催日 場所 レース名 動画 着順 騎手 トラック 距離 馬場状態
2013/09/01 バーデンバーデン バーデン大賞(G1) 1 E.ペドロサ 2400
2013/07/27 アスコット キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(G1) 1 J.ムルタ 2400
2013/06/23 サンクルー サンクルー大賞(G1) 1 R.ムーア 2400
2013/05/12 バーデンバーデン バーデン企業大賞(G2) 1 E.ペドロサ 2200 稍重
2012/10/21 サンシーロ ジョッキークラブ大賞(G1) 1 E.ペドロサ 2400
2012/09/02 バーデンバーデン バーデン大賞(G1) 4 W.ビュイック 2400
2012/07/01 ハンブルク ドイツダービー(G1) 2 E.ペドロサ 2400
2012/06/10 ケルン オッペンハイムウニオンレネン(G2) 1 E.ペドロサ 2200
2012/05/06 フランクフルト 春季3歳賞(G3) 1 E.ペドロサ 2000 稍重
2012/04/08 ホッペガルテン 条件戦 1 E.ペドロサ 1600
2011/08/07 デュッセルドルフ 条件戦 1 E.ペドロサ 1500

距離別

距離 1着 2着 3着 4着以下 出走回数 勝率 連対 3着内率
~1400m 0 0 0 0 0 0% 0% 0%
1401m~1800m 2 0 0 0 2 100% 100% 100%
1801m~2100m 1 0 0 0 1 100% 100% 100%
2101m~ 6 1 0 1 8 75% 88% 88%

馬場状態別

馬場状態 1着 2着 3着 4着以下 出走回数 勝率 連対 3着内率
良馬場 4 1 0 1 6 67% 83% 83%
稍重馬場 2 0 0 0 2 100% 100% 100%
重馬場 3 0 0 0 3 100% 100% 100%
不良馬場 0 0 0 0 0 0% 0% 0%