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女王ウィンクスが圧巻のコックスプレート連覇、今後は欧州遠征も

2016年10月23日 06:52

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 現地22日に豪州ムーニーバレー競馬場で行われた春の中距離王決定戦G1コックスプレートは、女王ウィンクスが中団追走から8馬身突き抜けて圧巻の連覇を飾った。2着にハートネル、さらに3/4馬身差の3着にはヤンキーローズが入線し、フランスから遠征したヴァダモスは4着に終わっている。

 10頭立てのちょうど中団に位置を取ったウィンクスは、3コーナー付近からピッチを上げて先頭を捕らえ、ハートネルと馬体を並べながら4コーナーへ。しかし、手応えの違いは歴然としており、単騎先頭で直線に突入すると、そこから一方的に差を広げて最後は流す余裕でゴールした。

 「昨年、このステージに立てたことは格別だったが、より凄味を増して戻れるなんて素晴らしい。夢のようとしか言いようがない」と興奮醒めやらない様子で喜びを語ったクリス・ウォーラー調教師。「3度目も勝ちたいね。地球の反対側へ行くのもいいかもしれない。でも、来年また帰ってくるよ。馬が元気ならゲームに参加するということさ」と、ウィンクスのコックスプレート3連覇とヨーロッパ遠征を今後の目標に掲げる饒舌ぶりだった。