オーシャノグラファーが滑り込み、中2日でメルボルンCへ
2016年10月30日 08:31
現地29日にフレミントン競馬場で行われたG3ホッサムハンデキャップ(2500m)は、ゴドルフィン所有のオーシャノグラファーが4角最後方からの追い込みを決めて優勝。メルボルンカップの優先出走権を獲得し、中2日で11月1日の大舞台に上がることとなった。
後方2番手で最初のコーナーに入ったオーシャノグラファーは、そのまま迎えた第3コーナーで外からフタをされる形になり、最後方に下がって第4コーナーを迎える。しかし、そこから外へ進路を取って直線に突入すると、逃げ粘るトムメルボルンを際立つ脚勢で追い詰め、ゴールでは半馬身差し切った。
オーシャノグラファーは19日のG3ジーロンカップでも後方から追い込み、逃げ切った僚馬キウイの3着。24日発表のメルボルンC第2次登録では出走順位が29番手の最下位で除外候補だったが、優先出走権が割り当てられているホッサムHを制したことで、滑り込み出走が叶った。
チャーリー・アップルビー調教師は「ジーロンから馬を立て直して、チームが素晴らしい仕事をしてくれた。今朝の運動で尻っ跳ねしている彼を見て、好調なのが分かったよ。ジーロンより長いフレミントンの直線は彼に合っているし良かった」と後方待機策の的中を喜んだ。
アップルビー師はメルボルンCにキウイも出走させるほか、サイード・ビン・スルール調教師はビューティフルロマンスとシークレットナンバー、ジョン・オシェア調教師も前売り1番人気のハートネルを送り込み、ゴドルフィンは5頭の強豪を擁してメルボルンCに臨むことになった。