今年は飛躍の1年と思われたが、ここまで不本意な成績となっているJ.ゴスデン厩舎の4歳牝馬ソーミダー。陣営は悪い流れを払拭すべく、これまでの中距離路線からマイルへと矛先を変えるようだ。

　ソーミダーはデビューから4連勝し、昨年のラストレースだった仏G1オペラ賞でも3着と健闘。しかし今年は筋肉系のトラブルや馬場悪化による回避などで態勢が整わず、8月になってようやく英G1ナッソーステークスに出走できたが5着、続く仏G1ジャンロマネ賞も5着に敗れた。

　陣営のレーシングマネージャーは「次走はマイルへ距離を落とし、（10月7日の英G1）サンチャリオットステークスを予定している。ここまではフラストレーションの溜まるシーズンになっているが、ソーミダーが素晴らしい馬だということは分かっているし、それをレースで見せてほしい」と語っている。