【凱旋門賞 現地情報】池江調教師、サトノダイヤモンドは「追い切りの効果あり」
2017年09月28日 18:14
現地28日、10月1日に行われる凱旋門賞に臨むサトノダイヤモンド、サトノノブレスを管理する池江泰寿調教師の囲み取材が行われた。以下、池江調教師のコメント。
――昨日追い切りを行ったサトノダイヤモンド、サトノノブレスの今朝の様子は?
「2頭とも小林厩舎内で60分の引き運動を行いました。ダイヤモンドはカイバも完食していましたし、コズミもなく歩様もシャキシャキしていて、追い切りの効果ありという感じです」
――追い切りの効果でさらに良化している?
「そうですね。追い切り前も2週間ぶりに見て随分と良くなっているなと思いましたけど、さらに良くなっていますね」
――今夜枠順が決まるが、枠の希望は?
「まだ20頭が登録していますから、やはり真ん中より内が欲しいですよね。ポジション取りや柵のことも考えれば」
――天候について、最初の予報より少し良くなっていますが?
「雨が降ってほしくはないですね。フォワ賞の馬場は3.7でしたが、かなり走りづらそうでしたので。日照時間などで馬場の乾きは変わってきますし、風でも随分と変わってきますからね。みんなで団扇で扇ぎますか(笑)」
――現在20頭が登録していて、A.オブライエン厩舎は7頭も登録しているが?
「7頭すべて出してくるかなと。有力な情報では4頭とも言われてますね。これだけ頭数が多いと、やはり少ない方が競馬はしやすいですね。日本では最大18頭なので、18頭以内がいいなとは思っています」
――出走馬が確定してから作戦は練ると?
「枠順もありますしね。ただ、作戦に関してはジョッキーに任せてますし、自分が口を挟むことはほとんどありません。フォワ賞の時もジョッキー2人で話し合って決めていましたし、今回もジョッキーにお任せしようと思っています」
――昨日ルメール騎手がサトノダイヤモンドの状態は80~90%に上がっていると言っていたが?
「前走は調教が良かったんです。馬場も走りにくそうな馬場ではなかったですし、シャープな加速でしたが、少し息づかいが良くなかったので休み明けの影響かなと思っていました。レース後に検査して少し対策を練って、息づかいは良くなり、一度レースを使った相乗効果で状態は上がっています。ただ正直言って、昨日の追い切りは今ひとつではありました。少し走りづらそうでしたし、やはりフォワ賞や昨日のような馬場状態では、いつもの切れ味を発揮できなくなってしまうなと感じました」
――シャンティイ競馬場の馬場はどのように感じているか?
「フォワ賞の時はそれほど重たいとは思いませんでしたが、実際に馬が走ると重いです。あとはフランス語の表記での“重馬場”と、日本語の“重馬場”は全然違いますから。そのあたりは読者の皆さんに伝わればいいなと思っています」