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クラックスマンが待望のG1初制覇、英チャンピオンSを7馬身差で圧勝

2017年10月22日 10:50

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 欧州中距離路線の総決算、G1英チャンピオンステークス(3歳以上、芝10ハロン)が現地21日にアスコット競馬場で行われ、1番人気に推されたクラックスマンが7馬身差で圧勝。G1初制覇を飾った。

 ポエッツワードがハイランドリールとの2着争いをクビ差で制し、2番人気のバーニーロイは10頭立ての9着に惨敗。3番人気のブラムトも6着に終わった。

 クラックスマンはこのレースを2012年に勝ったフランケルとの父子制覇を果たすと同時に、欧州G1を制した最初のフランケル産駒となっている。

 クラックスマンを管理するJ.ゴスデン調教師は「彼は年間を通じて成長してくれた。より大きく、より強くなった感じがする。デビュー当初がミドル級だとしたら、今はライトヘビー級だよ」と目を細めると、「凱旋門賞については難しい決断だったけど、(僚馬の)エネイブルの方が彼より経験値などで勝っていると考えた。決断には満足しているし、正しかったと思っているよ」と最高の結果を得て安堵していた。

 また、コンビを組むL.デットーリ騎手は「もし彼かエネイブルを選ばなければならないなら、どちらにすべきか判断できない。彼らはそれぞれチャンピオンだし、冬場に夢を見ることにするよ」と言葉を選び、ゴスデン師も「フランキー(デットーリ騎手)が決めてくれることを願うよ」と答えに窮していた。