G1を9勝の名牝ソングバード、繁殖牝馬セールで約11億円にて売却
2017年11月07日 17:20
G1レースを9勝して9月に引退した名牝ソングバードが、現地6日に行われたファシグ・ティプトン主催の繁殖牝馬セールにて950万ドル(約10億8000万円)の高値でウィスパーヒルファームに売却された。
メダグリアドーロ産駒のソングバードはR.ポーター氏の所有馬としてJ.ホランドルファー厩舎に所属。2歳時にデビュー4連勝でG1ブリーダーズカップジュベナイルフィリーズを制して最優秀2歳牝馬に選出されると、3歳時も無敗の快進撃で連勝を11まで伸ばし、G1ブリーダーズカップディスタフでビホルダーにハナ差負けを喫したものの、最優秀3歳牝馬に選ばれた。
4歳となった今年もG1デラウェアハンデキャップなどを制していたが、8月のG1パーソナルエンスンステークスでクビ差の2着に敗れたのを最後に引退。通算成績は15戦13勝、2着2回。G1は通算9勝だった。
なおポーター氏は過去にも同セールで2011年の年度代表馬に選出された名牝ハヴルデグレイスを1000万ドル(約11億4000万円)で売却している。ちなみに同セール史上最高値は2008年にベターザンオナーが落札された際の1400万ドル(約15億9000万円)となっている。