香港クラシックマイルに4頭出しのムーア師、2年連続の三冠制覇には白旗ムード
2018年01月18日 13:30
昨年はラッパードラゴンを擁して史上初の香港4歳シリーズ三冠を達成したJ.ムーア調教師。現地21日に迫った今年1冠目の香港クラシックマイル(芝1600m)には4頭出しの構えだが、いきなり試練の一戦となりそうだ。
香港ジョッキークラブの公式サイトによると、香港クラシックマイルでムーア師が最も期待を寄せるグッドスタンディングには、7日のレースを取り消す誤算があった。「巨漢馬でレースを使う必要があるだけに、先週のレースを取り消したのは悔やまれる。理想的とは言えないね。先週金曜(12日)のバリアートライアルは良かったけど、まだ少し追い不足かな」とムーア師のトーンも上がってこない。
また、グッドスタンディング以外では昨年6月にクイーンズランドダービーを制したリヴン、2歳時にレーシングポストトロフィー勝ちがあるリヴェットという2頭のG1ホース、そしてグランドチャンセラーを登録。このうちリヴンについては距離不足という評価だ。
こうした状況を踏まえ、ムーア師は「グッドスタンディングが蹄を痛めたこともあるし、今年は(香港)ダービーが目標になる。4頭ともダービーがピークになるよう逆算していくつもりだよ」と目標を一本に絞り込む考えを明かしている。
なお、香港クラシックマイルには上記4頭を含む13頭が登録しており、J.サイズ調教師のナッシングアイライクモアが現地ハンデキャッパーの査定で112ポンドの筆頭。A.クルーズ調教師の管理馬で次位のエグザルタントに10ポイント差をつける圧倒的評価を受けている。