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日本で種牡馬入りした英ダービー馬、ドクターデヴィアスが死亡

2018年03月09日 14:30

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 1992年のG1英ダービーを制し、引退後は日本でも種牡馬として供用されたドクターデヴィアスがイタリアで死亡したことが分かった。29歳だった。

 ドクターデヴィアスは英ダービーなどG1を3勝。92年のジャパンカップ(10着)を最後に引退して日本で種牡馬入りすると、その後はアイルランドを経てイタリアへと渡っていた。日本での主な産駒にはロンドンブリッジ(ファンタジーステークス)などがおり、半弟のシンコウキングは97年のG1高松宮杯(現・高松宮記念)を勝っている。

 英ダービーで手綱を取った元騎手のJ.リード氏はドクターデヴィアスについて、「とてもタフな馬だった。ケンタッキーダービーを走った後、取って返して英ダービーを勝った馬なんてほかにいない」と回想。「英ダービー後は何度か負けたが、おそらく本調子じゃなかったんだろう」などと語り、「ドクターデヴィアスは多くの人を幸せにした馬だった。私も含めてね」と哀悼の意を示していた。