25日、29日に行われる香港チェアマンズスプリントプライズ（芝1200m）に出走予定のファインニードル（高橋義忠厩舎）がシャティン競馬場で追い切りを実施した。

　この日に日本勢で唯一最終追い切りを行ったファインニードルは、レース騎乗予定のT.ベリー騎手を背に軽快な動きを披露。向こう正面1000mあたりから加速を開始し、ラスト2ハロンではスピード感あふれる動きを見せた。

以下、追い切り後の関係者のコメント。

高橋調教師

「馬の仕上げに関してはほとんど日本でやってきているので、今日はジョッキーが初めて跨るということで感触を確かめてもらうのと、まだ少しピリッとしていない部分があったので最後の直線だけしっかりとやりました。ジョッキーも反応が良かったと言っていましたし、良い調整ができたと思います。

香港に来てからも気負うところもなくリラックスできていますし、予定通りの調整もできていると思います。芝は今日初めて歩いてみましたが良い馬場だなと思いましたし、水はけも良いと聞いているのであまり心配はしていないです。

（枠順は）できれば真ん中より内側が希望ですけど、それは運もありますからね。展開よりも自分のリズムで走れているときが良い成績につながっている馬ですので、ジョッキーにもそこを一番重視して乗ってもらいたいと伝えました」

T.ベリー騎手

「ギャロップで走らせたらすぐにスイッチも入りましたし、とても良い集中力でした。気持ちも十分に入っています。ラスト2ハロンは良い動きしてましたし、息遣いも良かったので完ぺきに仕上がっていると思います。レース当日が楽しみです」