ジャスティファイがケンタッキーダービー完勝、無傷4連勝で136年ぶりの快挙達成
2018年05月06日 11:55
今年で144回目を迎えたG1ケンタッキーダービー(3歳、ダート10ハロン)が現地5日にチャーチルダウンズ競馬場で行われ、好スタートから2番手につけたジャスティファイが最終コーナーを前に先頭に立ち、そのまま押し切る正攻法の競馬で完勝。無傷の4連勝で1番人気に応えた。
2馬身1/2差の2着に2歳王者グッドマジック(6番人気)、さらにアタマ差の3着には4番人気のオーディブルが入線。UAEダービー圧勝で米国外から初のケンタッキーダービー制覇を目指したメンデルスゾーン(3番人気)は、上位入線を果たした好位勢の直後で食らいつくも、ペースが上がった3コーナーから遅れはじめて最下位の20着に大敗した。
ジャスティファイは年明け2月18日の3歳デビューで、2歳時に未出走だった馬のケンタッキーダービー制覇は1882年のアポロ以来、136年ぶりの快挙。また、デビューから4戦目での勝利は、2008年のビッグブラウンに続き過去100年で2頭目の記録となった。
ケンタッキーダービー5勝目のB.バファート調教師は「スッと前につけられた時に勝機があると感じたよ。厳しいペースになることは分かっていたが、彼は易々とやってのけたね」と会心のコメント。「彼とアメリカンファラオ、アロゲートは異なる生地から切り出されたんだ。ジャスティファイは今日なしたことで彼らと同じとても偉大な馬となった」と、かつて自身が管理した名馬と並べて別格扱いしていた。