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まさかの敗戦を喫したクラックスマン、関係者は敗因分析を優先してプラン白紙に

2018年06月28日 10:58

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 ロイヤルアスコット開催のG1プリンスオブウェールズステークスでまさかの黒星を喫したクラックスマンについて、オーナーブリーダーのA.オッペンハイマー氏が敗因の分析を優先する方針を明かした。

 クラックスマンがプリンスオブウェールズSの直線で先頭に立った事実は能力の証明に他ならないが、ポエッツワードに強襲されると2馬身1/4差離されて敗れた。とは言え、3着のホークビルには8馬身差をつけ、走破時計も非常に速かった。

 オッペンハイマー氏は「時計が凄く速かったから難しいところがある。ちょっと解らないね。ラップ的には最初の2ハロンが凄く速かったらしい」と敗因の一つにペースを挙げた。

 その他にも「前のレースを終えた3頭の牝馬が彼のそばに来て、落ち着きを欠いたのも良くなかった。ゴスデン調教師の見立ても聞いてみないと」と現状は答えを見つけられないままだが、驚きの敗戦には酌量の余地があると得心している。

 クラックスマンはエクリプスステークス(7月7日)、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(同28日)、愛チャンピオンステークス(9月15日)に登録しているものの、オッペンハイマー氏はクラックスマンが能力を発揮できるようになるまでプランを棚上げする意向。「彼の状態は凄くいいし、2週間もあれば良いアイデアが得られるだろう」と結論を急がない考えだ。