G1ナンソープS、7歳の伏兵アルファデルフィニが大金星
2018年08月25日 10:35
現地24日、英ヨーク競馬場にてG1ナンソープステークス(芝5ハロン)が行われ、人気薄だったG.リー騎乗のアルファデルフィニが接戦を制した。
ハナ差の2着は3番人気のマブスクロス。6月に英G1キングズスタンドステークスを制している2番人気のブルーポイントがさらに2馬身1/4差の3着に入り、昨秋の仏G1アベイドロンシャン賞勝ち馬で1番人気に推されていたバターシュはさらにクビ差の4着までだった。
B.スマート厩舎の7歳馬アルファデルフィニは、昨年のこのレースで8着。今年は5月の英G3パレスハウスステークスでマブスクロスから僅差の3着はあったが、その他の3戦は準重賞と条件戦で2着と勝ち切れておらず、今回が7歳にて初の重賞制覇かつG1勝利となった。
写真判定の末に金星を手にしたスマート調教師は「人生で最も長い5分間だった!」と番艦のコメント。「今朝に見たオッズでは81倍がついていたが、無礼千万だと思ったね。私はアルファデルフィニが生涯最高の出来だと分かっていたし、このレースのために仕上げてきたんだ。数か月前には妻にアルファデルフィニはこのレースでやってくれると言っていたんだが、彼は見事にそれを実現してくれた」と語っていた。