愛チャンピオンS、ロアリングライオンがまたもサクソンウォリアーねじ伏せる
2018年09月16日 11:35
現地15日にレパーズタウン競馬場で行われたG1愛チャンピオンステークス(3歳以上、芝10ハロン)は、後方に構えたロアリングライオンが2番手から抜け出したサクソンウォリアーを叩き合いの末にクビ差ねじ伏せた。
さらに2馬身3/4差の3着にドーヴィルが逃げ粘り、サクソンウォリアーと同じディープインパクト産駒の仏ダービー馬スタディオブマンは、最後方でロアリングライオンをマークしたものの直線で突き放され、約6馬身の5着に完敗した。
ロアリングライオンはエクリプスステークス、英インターナショナルステークスに続きG1レースを3連勝。同馬を所有するカタールレーシングのファハド殿下は「彼は名伯楽のジョン・ゴスデンに調教されているし、ゆっくりと成長してきました。彼にはダービーでさえ教育の一環でした」と成長力に目を細め、「恐らく次は英チャンピオンステークスでしょう。来年も現役を続けるかまだ決めていませんし、(ともにカタールレーシングを運営する)兄弟たちと話し合わなければならない重要事項になります」と、次戦が引退レースとなる可能性に含みを持たせている。
なお、サクソンウォリアーのA.オブライエン調教師は「彼は凄く頑張った。この後はアスコットの1マイルに距離を短縮する予定だったし、順調なら向かうことになる」と、次戦に英チャンピオンズデーのクイーンエリザベス2世ステークスを挙げた。