英2歳G1フューチュリティTは5頭が僅差の激闘、マグナグリーシアがアタマ差で制す
2018年10月28日 09:00
現地27日にドンカスター競馬場で行われた英G1フューチュリティトロフィー(2歳牡・牝、芝8ハロン)は、ゴール前まで5頭が僅差で争い、最後は1番人気マグナグリーシアとフェニックスオブスペインが壮絶な叩き合いの末、マグナグリーシアがアタマ差で制した。
3/4馬身差の3着にウエスタンオーストラリアが逃げ粘り、さらにサーカスマキシマス(短アタマ差)、グレイトスコット(クビ差)の順に決着した。
フューチュリティTは昨年までレーシングポストトロフィーとして施行されていた出世レースで、昨年はディープインパクト産駒サクソンウォリアーがロアリングライオンとの叩き合いを制した。インヴィンシブルスピリット産駒のマグナグリーシアは9月30日にデビュー勝ちしたばかりで、前走はG3英オータムステークスでクビ差の惜敗を喫したが、わずか1か月で出世街道に乗ったことになる。
英大手ブックメーカーのパディパワーはマグナグリーシアを来年の英ダービーで16倍に設定したが、レーシングポストT時代も含めこのレース9勝目となったA.オブライエン調教師はスタミナ面に懐疑的。「彼はマイラーだろうけど、母親はガリレオ産駒だからチャンスはあると考えている」と期待を明かしつつ「(まずは)英2000ギニーをみて、それ以降のことはまた考える」とやや慎重な姿勢もみせていた。