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【ベルモントS】マスターフェンサーの追い込み及ばず、伏兵サーウィンストンがクラシックで重賞初制覇

2019年06月09日 09:30

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 日本から米国に遠征中のマスターフェンサーが現地8日、米ベルモントパーク競馬場で行われたG1ベルモントステークス(3歳、ダート12ハロン)に出走。4番人気に推されて最後方からレースを進めたものの、直線の猛追及ばず5着に終わった。

 道中はマスターフェンサーの直前で8番手につけたサーウィンストン(8番人気)が、ラチ沿いから進出すると直線入口では先行集団の外に持ち出され、7番手から外を回った1番人気タシトゥスの追い上げを1馬身振り切って優勝。さらに3/4馬身差の3着には最低10番人気のジョービアが逃げ粘った。走破時計は2分28秒30(Fast)。

 マスターフェンサーは互角の発馬を決めたが、すぐにサーウィンストンが前に入ると、外をバーボンウォーに固められて最後方から向正面に入った。ジョービアが先導するペースはゆったりと流れ、マスターフェンサーまでは10馬身の圏内。サーウィンストンは3コーナーからするするとラチ沿いを進出していった。

 タシトゥスはサーウィンストンの2馬身ほど前で7番手を追走していたものの、馬群の外を回るとコーナーワークで後れを取る。サーウィンストンは直線入口で前のジョービアとタックスの外へ巧みに持ち出されてスパート。残り100m付近で先頭に抜け出してタシトゥスの追撃を振り切った。

 オーサムアゲイン産駒のサーウィンストンは、昨年9月のデビュー3戦目にウッドバイン競馬場のオールウェザー戦で初勝利。次戦もウッドバインAWコースのG3グレーステークスで重賞に初挑戦して3着となるも、3歳を迎えてからは米国のダート重賞で振るわず、前走のG3ピーターパンステークス2着が重賞での最高成績だった。なお、M.キャシー調教師はこの日9着のウォーオブウィルでプリークネスステークスも勝っており、異なる管理馬での二冠制覇となった。

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