英G1セントジェームズパレスS、サーカスマキシマスが追加登録で3歳マイル王に
2019年06月19日 11:41
現地18日にロイヤルアスコット開催初日の第4レースとして行われたG1セントジェームズパレスステークス(芝8ハロン)は、2番手でレースを進めた5番人気のサーカスマキシマスが、3番人気キングオブコメディの追い込みをクビ差しのいだ。
1番人気の2歳王者トゥーダーンホットは、2番人気の愛2000ギニー馬フェニックスオブスペインと並ぶように4番手のラチ沿いを追走。直線入口でフェニックスオブスペインの背後から外に持ち出され、残り1ハロンでサーカスマキシマスに馬体を併せた。しかし、そこから突き放されると、僚馬キングオブコメディにもかわされて3/4馬身差の3着。フェニックスオブスペインは6着に終わった。
A.オブライエン調教師が管理するサーカスマキシマスは、重賞初制覇を3歳マイル王決定戦のG1レースで達成。今回は前走の英ダービー6着から4万5000ポンド(約613万円)の追加登録料を払って急きょ参戦したが、2歳時のG1フューチュリティトロフィー(4着)では、僚馬で英2000ギニー馬のマグナグリーシアやフェニックスオブスペインと1馬身圏内の接戦を演じていた。
オブライエン師は、英ダービーでサーカスマキシマスに騎乗したL.デットーリ騎手からコースに対応できていなかったと聞き、それがマイルに距離短縮する理由になったことを明かし、対策としてブリンカー装着で臨んだという。また、1マイルから10ハロンを適距離と見ており、「サセックス(ステークス)かエクリプス(ステークス)になる可能性が高い」と次走について言及している。