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ビートザバンク、英G2サマーマイルS連覇も誇りとともに死す

2019年07月14日 11:00

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 現地13日に英アスコット競馬場でG2サマーマイルステークス(4歳以上、芝1590m)が行われ、中団を追走した1番人気のビートザバンクが、直後でマークした2番人気のザーキとラスト1ハロン余りにわたって叩き合いを展開。1度は前に出られたものの差し返し、ハナ差で死闘を制した。

 さらに1馬身1/2差で7番人気のスエドワが2年連続の3着。前走のG1クイーンアンステークスでゲート内での膠着により競走を中止したアクシデンタルエージェント(4番人気)は4着までだった。

 ビートザバンクは昨年に続く連覇を果たし、通算6度目の重賞制覇を飾った。しかし、入線後に複雑骨折していることが判明して安楽死の措置が取られた。

 同馬を管理するA.ボールディング調教師は「勇敢な馬だった。キングスクラー(ボールディング師の厩舎)やキングパワー(レーシング=馬主)の皆が心を痛めている。我々は彼を生涯忘れない」と突然の別れを惜しんだ。