テンソヴリンズ、英G1ジュライCで同世代のアドヴァータイズを完封
2019年07月14日 11:45
英G1ジュライカップ(3歳以上、芝6ハロン)が現地13日にニューマーケット競馬場で行われ、二手に分かれた集団の一方を先導したテンソヴリンズ(2番人気タイ)が、残り1ハロンの上り坂で後続を突き放し快勝した。
1番人気のアドヴァータイズは勝ち馬を背後でマークするも2馬身3/4差の2着に完敗。さらに3/4馬身差の3着には7番人気のフェアリーランドが続き、もう1頭の2番人気ドリームオブドリームズは10着に沈んだ。
テンソヴリンズはデビュー3連勝で制した昨年のミドルパークステークス以来となる白星でG1レース2勝目。フェアリーランドらと3頭出しで臨んだA.オブライエン調教師は、ユーエスネイビーフラッグで制した昨年に続く連覇を果たし、ジュライCは史上最多タイの5勝目となった。
オブライエン師は「去年、彼は1か月に6ハロンを3回走ったし、我々も彼が何者か分かっていた。(だから)冬の間はマイルに対応できるようスピードを落とそうとしたんだ」「英2000ギニーではもう少しだった。距離適性を超えていたようだね」と素質馬の適性について言及。そして「調教の動きも時計も信じられないくらいなんだ。最終追い切りでは4ハロンにわたって11秒を切った。それをできる馬は凄く速いということさ」と、テンソヴリンズのスプリント能力を強調した。