ファンから批判のパリロンシャン競馬場、凱旋門賞までに施設改善
2019年07月16日 11:51
フランスの競馬統括団体フランスギャロは、利便性の悪さが競馬ファンから批判されていたパリロンシャン競馬場を、秋の凱旋門賞開催までに改修する意向を示した。
同競馬場は2年間の大改修を経て昨年に再オープンしたが、ファンからは飲食店の問題や馬券購入できないエリア、トイレの少なさなどの声が上がっていた。
フランスギャロのO.デロア氏は、「私たちは凱旋門賞3連覇を目指すエネイブルが今年もやってくることを楽しみにしている。だがやってくるのは馬たちだけでなく、観客の4割に達する英国やアイルランドからの旅行者たちもだ」とコメント。
さらに同氏は「再開後初の凱旋門賞ではファンの期待に応えられなかった。改修後の競馬場で大きなイベント時に問題が起こることは珍しくないが、私たちに責任があることだ」と続け、「昨年はファンが不満を抱いて競馬場を後にしたのが残念だったが、今年は改善に注力する。2年目はスムーズに開催されるだろう」と語った。
具体的な改善点としては、飲食店の6割増加、馬券購入場所の増加、トイレの3割増加などがあり、入場料も値下げされるという。