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出世レースの英2歳G3ソラリオS、ポジティブが差し返して勝利もぎ取る

2019年09月01日 11:55

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 数々の名馬を輩出している出世レースの英2歳G3ソラリオステークス(芝7ハロン)が現地31日にサンダウン競馬場で行われ、残り1ハロンで抜け出した1番人気のポジティブが、背後から内を突いた4番人気カメコに一度は先を越されるも、差し返す根性で勝利を収めた。

 カメコはハナ差の2着に敗れ、さらに1馬身差の3着には今年のG2ダンテステークスを制したテレキャスターの半弟アルスハイルが入線した。

 ポジティブはダッチアート(その父メディシアン)産駒でC.コックス調教師が管理。7月26日に英ソールズベリーの7ハロン戦を5馬身差でデビュー勝ちし、2戦目の前走はG2ヴィンテージステークスで2着だった。ソラリオSの勝ち馬は昨年のトゥーダーンホットが2歳王者となり、一昨年のマサーは英ダービーを制覇するなど、これまで数多くの名馬がその後飛躍を遂げている。

 コックス師はポジティブの勝利を喜ぶ一方、発展途上で未知の面も多いと慎重な構え。「7ハロンのデューハースト、ロイヤルロッジやシャンペンステークスに登録しているし、フランスの(ジャンリュック)ラガルデールにも登録があるから万全の準備をする。いつものように馬に合わせるさ」と、今後の状態次第でいずれかのレースに向かう方針を明かしている。