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デットーリ騎手、仏ロワイヤリュー賞のアナプルナで自己新の年間G1レース17勝目

2019年10月06日 14:15

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 現地5日の仏パリロンシャン競馬場で行われたG1ロワイヤリュー賞(3歳以上牝馬、芝2800m)は、L.デットーリ騎乗のアナプルナが好スタートからハナを切ると、馬場の内目を終始空けながら後続8頭を引きつけて逃げ、直線も馬場の三分所を通って押し切った。

 1馬身1/4差の2着に勝ち馬を背後でマークしたデルフィニアが続き、アナプルナの僚馬エンビハーは中団後方から短アタマ差及ばず3着だった。

 アナプルナは英オークスに続く2度目の重賞勝ち。休養明けの前走ヴェルメイユ賞はラチ沿いで揉まれ込み7着に終わったが、デットーリ騎手に手綱が戻った今回は巧みなリードを受けて巻き返しに成功した。

 この勝利で自己新の年間G1レース17勝目となったデットーリ騎手は「彼女はクラシックを勝っているし凄くタフだよ。才能あふれる牝馬なのは言うまでもない。彼女にトラックのあの辺りを走らせたのは、ラチから3~4m離れた方がいい馬だからなんだ」と性格に合わせた判断だったことを明かした。そして「日曜日はだいぶ違うだろうね」とエネイブルで3連覇に挑む凱旋門賞を意識して気を引き締めていた。