KYダービーの降着めぐる訴訟、裁判所はマキシマムセキュリティ陣営の訴えを棄却
2019年11月17日 13:12
ケンタッキーダービーで1位入線を果たすも、降着処分を受けたマキシマムセキュリティのオーナー陣営が、裁定の取り消しを求めて起こしていた訴訟について、ケンタッキー州東部地区連邦地裁は現地15日に請求を棄却した。
16日付けの米競馬メディアの『bloodhorse.com』は、失格裁定が司法審査の対象にならないことはケンタッキー州の競馬運用規定に明記されており、さらには、失格にする手順は米国憲法の適正手続条項下で保護されている利害を含まないという、地裁判事による評決を紹介。したがって、裁判所は請求を棄却するとしている。
この審判を受けてケンタッキー州競馬委員会の上級役員は「規定は明瞭で、この問題は不服申し立てできない」「したがって、降着は正当だった」と勝利宣言。一方、オーナーサイドは声明を発表するに至っていない。
また、評決にはコミッショナーとケンタッキー州競馬委員会スタッフに起こされた訴訟に正当性はないとの記載もある。