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マキシマムセキュリティ陣営、中東遠征へ具体的プランに言及

2019年12月25日 11:35

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 来年のペガサスワールドカップ(1月25日)の賞金減額を受け、海外遠征への方針転換を示唆したマキシマムセキュリティ陣営が、サウジカップ(2月29日)からドバイワールドカップ(3月28日)への具体的な転戦プランについて言及した。米競馬メディアの『bloodhorse.com』が現地24日付けで報じている。

 マキシマムセキュリティのJ.サーヴィス調教師は「もし勝つか本当に好レースをしたら、(ドバイWCのために)あちらに滞在するのではないかな。直帰するかは分らない」と、サウジC後はドバイへ転戦する可能性が高いことを示唆。同馬を所有するG.ウェスト氏も「彼は他の誰よりもあの馬のことを知っている」とサーヴィス師に一任する考えを明かしている。

 その一方でウェスト氏は「サウジCを優先するか私には分らないが、ストロナック・グループに怒り心頭ということはない。彼らの競馬場で彼らの金さ、やりたいようにできる。レースをキャンセルすることも。彼らのビジネスに口を挟みはしない。ただ、結果として彼らは300万ドルよりも2000万ドルという最良の選択肢を我々に贈った」と、ペガサスWCの主催者サイドを突き放すような発言もしている。

 サーヴィス師はマキシマムセキュリティの遠征プラン策定に着手しており、サウジCの11日前に当たる2月18日に空輸。同馬には調教パートナーと厩務員を務めている息子のギャレット氏を帯同させ、サーヴィス師自身は検疫明けの2日後に合流する意向という。現地での調整についてはK.マクラフリン調教師ら海外遠征の経験豊富なホースマンたちに相談している。

 また、ペガサスWCからサウジCへ急な予定変更を余儀なくされたサーヴィス師だが、さらに5週の間隔が空くのは幸いとし、好内容だった前走のシガーマイルハンデキャップと同様に1ターンのコースで行われるサウジCへの期待も口にしている。