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ファーブル調教師、困難直面も「お互いに気を配ることが最も大事」

2020年04月02日 12:34

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 新型コロナウイルスの感染拡大が続く欧州では各国の競馬も開催延期に。今年のクラシック有力候補のアースライトを管理するフランスの名伯楽、A.ファーブル調教師も我慢の日々を余儀なくされている。

 シャマーダル産駒のアースライトはゴドルフィンの所有馬。2歳時に無傷の5連勝を果たし、その中には仏G1モルニー賞と英G1ミドルパークステークスが含まれている。レーティングでは同じゴドルフィン所有でG1での2勝を含むデビュー6連勝馬のピナトゥボ(C.アップルビー厩舎)に次ぐ評価を受けた。

 ファーブル師は5月2日に予定されているG1英2000ギニーに向けて、6ハロンまでしか走ったことのないアースライトのスタミナをテストするためにトライアルレースを使う意向だったが、英国競馬は4月末まで開催中止が決定。そのためアースライトの次走は宙に浮いてしまった。

 ファーブル師は「アースライトの仕上がりはとてもいい。だが予定が立てられない。私たちにできることは調教を続けて、事態がどうなるか見届けるだけだ」とコメント。「いまは誰にとっても困難な時期」「スタッフ全員が仕事に打ち込み、お互いに気を配っている。それこそが最も大事なことだ」と語っている。