NEWS

ニュース

ニュース/コラム

​ジャスティファイの薬物疑惑が捜査開始へ、無敗の三冠達成に汚点か

2020年08月29日 10:45

  • 友だち追加数

 カリフォルニア州競馬委員会(CHRB)は、2018年に無敗で米クラシック三冠を制覇したジャスティファイの薬物疑惑について、同馬のG1サンタアニタダービーの勝利を取り消すよう求める訴えに応じて調査を開始することを正式に認めた。

 これは米競馬メディア『bloodhorse.com』が現地27日に報じたもの。同メディアによると7月に訴えを起こしたのはサンタアニタダービーでジャスティファイの2着だったボルトドーロを管理していたM.ルイース調教師の陣営。これを受けてCHRBは8月20日に非公開の投票で調査開始に合意したという。

 同メディアはその背景には、サンタアニタダービー後の検査でジャスティファイが禁止薬物であるスコポラミンに陽性反応を示した理由として、ヨウシュチョウセンアサガオに汚染されていた実質的な証拠を発見したことがあるとしている。

 また問題のサンタアニタダービーの翌日に同じサンタアニタパーク競馬場で行われたG3東京シティカップを制したホッパーチュニティも、ジャスティファイと同様の検査結果が出ていたとのこと。ジャスティファイもホッパーチュニティも同じB.バファート調教師が管理していた。

 バファート調教師は一貫してスコポラミンの使用を否定しているが、サンタアニタダービーに続く三冠制覇を含め6戦全勝で引退したジャスティファイの無敗の戦績は、CHRBの調査結果次第で傷がつく可能性が出てきた。